突然なのですが、皆様にとても残念なお知らせがございます。
フェリスで長年ヴァイオリンの教授をされておりました、名倉淑子先生が、先週お亡くなりました。
今年の6月、私もFグループのアンサンブルメンバーとして、みなとみらいホールでの演奏会にご一緒させていただいた日が、まるで昨日のことのように思い出されます・・・。
当日のソロ演奏では、チェロの井上雅代とともに素晴らしい掛け合い。美しい奏でと輝きをはなっておりました。が、その後の曲で、コンミスなのに席に着いた瞬間に弓を持っていないことに気づきます。そして先生も少し笑いながら再び登場。とてもとてもお茶目な一面で、私たちも会場も、ほっこりと和んだ瞬間でした。
とても悲しいです。
私は訃報を知ったとき、しばらく心にポッカリと穴があいてしまいました。
きっと、これを読んで下さっている方の中にも、今、大変驚き、名倉先生と関わりがあったお方、演奏を聴いたことのあるお方がたくさんいらっしゃると思います。
「先生と関わりを持ったその一瞬一瞬が、すべて宝物なのだ」と教えてくれた方、今、その言葉でちょっぴりと前に向けそうです。
ありがとうございます。
来年、5月のみなとみらいホールでのコンサートを予定しておりました。そして、名倉先生のお隣で弾かせていただくことになっていたので、練習中は毎回緊張はありましたが、美しすぎる音色をとても近いところで聴けて、練習が最高の時間でした。
こちらのコンサートは開催されるのかされないのか、今の状況では何とも言えませんが、もし開催できる運びになった折りには、皆様に聴きにいらして下さると、天国に召された先生もきっと喜んでいただけると思います。
名倉先生、
今までフェリスのためにたくさんの愛をくださり、本当に、本当にありがとうございました。
どうぞ、安らかにお眠りください。
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